天津招待作家展

中国北方の貿易港、神戸と友好都市である天津市。
この天津のコンテンポラリー・アートセンター「匯泰(フゥェイタイ)芸術センター」の推薦による5名のアーティストの作品を展示する。

会期 10月1日(土)~11月23日(水・祝)
会場 神戸ハーバーランド・ファミリオ会場 2階
主催 天津市人民対外友好協会
作品推薦 匯泰芸術センター
http://www.ht-art.com/
白 鵬(BAI PENG)

1968年、天津生まれ、天津美術学院中国絵学部卒業。中国美術家協会会員、天津画院専任画家。1994年以来、数多くの作品が全国レベルの大会で受賞される

作品評価

彼の作品には、独自なラインや形だけでなく、断層豊な底色が見られる。両者をうまく組み合わせることにより、白鵬独特な絵画言語が形成される。その言語を用いて、古代と現代を自由自在に行き来している。古代テーマの作品で歳月とロマンを語る一方、現在テーマで生活の細部を巧みに操っている。彼の言語の中では伝統と現代は別れているのではなく、共通する感情と表情が見られるし、すべてが虚構されながら、すべてがありのままに戻された感じ—未完成の作品に、時空を通り抜ける誇りや、自由に馬を走らせる野心が溢れる。一方、暗い影に潜む寂しさと星空に訴える夢も感じさせる。白鵬は才能を駆使し、無地の白紙にものを語らせる。

夫妻本是同林鳥,大難臨頭各自飛
33.3*33.3CM
2011年
看花容易養花難
33.3*33.3CM
2011年
一個是老虎,一個是武松
33.3*33.3CM
2011年
劉 巍然(LIU WEIRAN)

1983年 山東省生まれ
天津美術学院彫刻学部 修士修了
現在、天津美術学院教師、中国彫刻学会委員

自評

昆虫は寄生関係に存在している。昆虫は自分の受精卵を他種昆虫の蚕に注入し、寄生虫は被寄生虫の栄養を取得することにより成長していく。寄生された幼虫は命を代償にして、寄生虫の為に生きている。
私の作品シリーズは虫を借りて、殖民文化の特性を表現しようとしている。文化は関連性、殖民性及び飛散性を持っている。後植民文化批判は東方主義、西洋主義、文化覇権、文化身分及び文化承認の課題に関わっている。このような文化殖民は、優しくて友好的な侵略方法である。経済、デジタル及びインタネットが激しく発展した今日において、政治が独立しているからと言って、経済、文化、社会及び人々の精神が殖民状態から脱出できたとは言えない。文化認可と認可拒否は後殖民主義における永遠のテーマである。これは後殖民時代の文化と政治の寄生や殖民現象に対する私の反省と心配である。

寄生—嗍
41x23x26cm 2011
寄生—叻
32x17x17cm 2011
寄生—噏
41x20x31cm 2011
曲 健雄(QU JIANXIONG)

アメリカ籍中国人
天津美術学院総合絵画学部教授兼主任
南開大学文学院客員教授
南開大学色彩公共芸術センター客員教授
アメリカ、ベルギー、ドイツ、中国国内において個展や共同展に多数出展

作品評価

中国文化自身が持つ生き残る力により、現代水墨芸術に絶望してはいけないと思われる中、曲健雄の《黑白》シリーズは、今までにない解読興味を起こしてくれるに違いない。
アメリカ在住のアーティストとして、彼の作品に「兼収併蓄」という解放的な姿勢及び放肆的で、豪快な気質を見せており、伝統文化を巫術化することにより神秘性や地域性を作り上げるものとは違う。


ある解体による暴力事件2
(関于一次被拆的暴力事件2)
100*75cm 2008-2010

ある解体による暴力事件3
(関于一次被拆的暴力事件3)
100*72cm 2008-2010
徐 香林(XU XIANGLIN)

1974年生まれ
南開大学東方文化芸術学部卒業
現在、フリーアーティスト
国内外の展示会に多数出展

自評

私の考古学(和紙水墨 総合技術)
“私の考古学”シリーズは2008年に創作したものである。70年代に生まれた若者として、各種改革や経済の発展、そして侵入してきた外来文化が本土文化との融合により、若者の中で本土文化の記憶喪失が起きている現状を見て危機感を感じている。私の作品はこのような現状に対して作ったのである。作品を媒体にして、見る者の記憶を修復し、変化の著しい情報爆発の時代において、中国の優れた文化を再び呼び返したい。
 画面に表したのは伝統文化の記憶断片であり、絵画、壁画、仏教文化、詩、文人の趣味などが含まれている。と同時に同年代の人々にとて印象深い形象符号も混じっている。例えば、アニメ、現在の政治事件、ニュース、お洒落な女性及び私自身等など。文字に記載されているのは文化考古やニュースもあるし、ある製品の広告もある。千年の歴史や日常生活の中から拾ってきた記憶の断片を同じ平面に集め、組み合わせること自身は今現在の絡み合う時代を物語っている。
私はこれらの標準部品を同じ平面に照らし、組み合わせ、組み立てることによって、限られた要素から変化無限の作品に作り上げようと試みた。


2008-1
200*100CM
2008

2008-2
200*100CM
2008

2009
100*100CM
2009
張 錳(ZHANG MENG)

1972年生まれ  
天津美術学院版画学部卒業
現在、天津美術学院デジタルメディア学部主任
中国以外に、フランス、ドイツ、カナダ、ベルギー、アメリカおよび韓国で多数出展
作品は絵とニューメディアが主

作品《モンゴル海》について

3Dをもって表現する。モンゴルには海がないのに、モンゴルを名づける理由を説明する。モンゴル症に対する医学的な説明は痴呆、愚かの意味であるから、痴呆&愚かな海は一体どんなものだろうか?事実を隠され、騙され、そして煽られる。多くの人はこのように人生を過ごしている。我々は少し頭を使って考えれば、物事の本質を見破るのである。モンゴル海を例にして、遠い海面の上に神様のような人が近寄って来る。近づけば近づくほど具体的になってくる。そうすると、崇高な表面の下に巨大な踏み台があることにに気がつく。海の上を漂う、万能な真相は通常の経験に支えられている。
万能なんかはない、あるのは事実を隠すこと、騙すことある。


《モンゴル海》現場001
(《蒙古海》現場001)
2010

《モンゴル海》現場005
(《蒙古海》現場005)
2010 

《モンゴル海》部分 10分3Dvideo
(《蒙古海》截図 10分3Dvideo)
2010
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